世界がまだ眠っているうちに、目が覚める。
時計の針は4時を指している。カーテンの向こうはまだ暗くて、街も、空も、静かなまま。この時間が、好きだ。
お白湯をひとつ、沸かすこと
ケトルに水を入れて火にかける。 それだけのことなのに、なぜかこんなに好きなんだろうと思う。
お気に入りのANNA SUIのマグカップに、白く透きとおったお湯を注ぐ。 派手な柄のカップから立ち上がる湯気が、静かな朝に似合わないようで、でも不思議とぴったりはまっている。
このギャップが、好き。
ひとくち飲む。 温かさが、ゆっくりと体の中心に広がっていく。 これだけで、今日が始まる気がする。

3人の朝の仲間たち
いつの頃からか、朝の儀式に仲間が増えた。
ひとりめはテンヌ、女の子の猫。 気まぐれで、マイペースで、でも朝になると必ずそばにいる。
お白湯を覗き込んだり、分身をガン見したり、雷の日には姿を消したり。 毎朝ちゃんと物語をくれる、大切な存在。
ふたりめは、分身。 木彫りの不思議なオブジェ。 どっしりと構えて、何も言わない。
でも、その存在感がなぜか朝の空気を引き締めてくれる。 最近では、テンヌとの関係性も気になってきた笑
みっつめは、ゲッターズ飯田さんの日めくりカレンダー。 毎朝1枚めくるたびに、その日の言葉が刺さる。
「過去のすべてに、おかげさま」 「嫌いな人に注目して生きるほど、人生は暇ではない」 「できないと勝手に決めたのは自分なので、できると勝手に決めて進めばいい」
どうしてこんなに、朝の4時にぴったりはまるんだろう。

Xに投稿を始めた理由
最初は、自分のための記録のつもりだった。
毎朝続けていることを、どこかに残しておきたかった。 うまい文章じゃなくていい。 きれいな写真じゃなくていい。 ただ、今日も起きた。お白湯を飲んだ。それだけでいい。
そう思って、Xに「今日のお白湯」を投稿し始めた。
思いがけない喜び
ところが、思いがけないことが起きた。
♡がついた。
しかも早朝に。
4時台、5時台に、誰かが見てくれている。 同じように早起きをして、
同じように静かな朝を過ごしている誰かが、「いいね」を押してくれた。
それがこんなに嬉しいとは思っていなかった。
画面の向こうにいる、名前も顔も知らない早起き仲間たち。 でも確かに同じ時間を生きている人たちと、細い糸でつながっているような感覚。
その♡ひとつが、次の朝も起きる理由になっている。
続けることの、ちいさな奇跡
うまくなくていい。 すごくなくていい。 ただ、今日も続けた。
それだけで、朝4時の儀式は完成する。
テンヌと、分身と、ゲッターズ飯田さんの言葉と、ANNA SUIのマグカップと、白く透きとおったお湯と。
そして画面の向こうの、早起き仲間たちと…
今日も、いい朝だった。
Kukuna Doll / ミキエル


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